キス×キス2〜引き離された二つの思い〜




いろいろと打ち合わせをしてウチはワインやチューハイの酒の用意を頼まれた。



「よう!!!!新人♪」



いきなり後ろから両肩を叩かれたから思わずビクッとなってしまった。



「ハハハ、驚かせて悪かったな。
俺は愁(シュウ)!!!よろしく、新人♪えっと名前は…」



「捺夜です」



「ああ!!!!そう、捺夜♪
ゴメンなぁ?俺、女の名前しか覚えられないんだわ」


ように女ったらしか。




「んにしても、捺夜マジカッコイイね?
このまま“ゴールドプリンス”とれるんじゃない?」



「ゴールドプリンス?」



「あぁ、ウチのNo.1、つまり一番指名が多い奴の事だ。


ウチのホストは結構有名でさ、客も多いんだ。


そんで、月一にその客に一番指名が多かった奴には


ゴールドプリンスって言われて給料がいつもの10倍になるんだぜ?」



給料がじ、10倍!!?



やばい!!!!



楽勝でイタリア行けるじゃん!!!!



「愁先輩はなった事あるんですか?」