「こ、コイツいつも妹の相手してて、妹の癖が移っちゃてるんですよ!!!」
イャ、焦りすぎだろ……
声ひっくり返りすぎだろ……。
なぁーんて突っ込んでる場合じゃないな。
「そうなんですよ
ホントにすいません」
苦笑いしながら、ウチは遼の下手くそなフォローにのった。
「そうか、ビックリしたぁ。ウチとか女子の言う言葉だろ!?
って思っちまったよ」
「ハハハ…」
やべぇな。
こりゃ、バレたら
シャレにならねぇ。
バレねぇように頑張らねぇと。
「それにしても二人とも
写真でも見たけど、
間近で見てもホントにカッコイイね？」
「あぁ、どうも」
軽く頭を下げる。
「んじゃ、遼くんはどうする？」
「俺もまんまでいぃです」
遼はニッコリと笑顔を浮かべてそう言った。
