「では、あと30分後にオープンするから準備をよろしく」
「「「「はい」」」」」
それぞれの場所から返事が聞こえて皆は支度し始めた。
何をすればいぃんだ?
「あ、遼と捺夜!!!!
ちょっときて」
ウチと遼は顔をお互いに見つめて、店長についていった。
店長は、ウチらを店長の部屋?みたいなとこに連れてきた。
と言っても雰囲気や見た目は小学校や中学校の校長室みたいだった。
「とりあえず、そこに座って?」
ウチと遼は、黒いソファーに静かに腰かけた。
「名前を言ってなかったね。俺は石垣秣(イシガキマツ)
あ、これは偽名ね♪
ホントの名前は山本飛鳥。(ヤマモトアスカ)
だいたいホストは偽名使うから
捺夜や遼も偽名を考えないとね?」
どうやら、ホントにウチらが元から偽名を付けてると分かっていないみたいだ。
よかった、よかった。
「名前は………そうだなぁ…」
「ウチは、まんま捺夜でいいです」
「え?ウチ?」
「!!!!」
やっべ!!!!
ヘマしてしまった!!!!


