あの、



あのさ。




「だぁれがホストになりたいって?!ぁあ!!?」



ウチは、ブラウスが白の黒いスーツを着ている遼の胸ぐらをグィっと掴む。



場所は変わって、ここは更衣室。



ウチは遼にここいぃから、俺が店長と話をしておくと言ったから、頼んだものの、



ホストってなんだよ!!!
ホストって!!!



しかも訳分からず、写真だけで受かってるし!!!!




「それだけ、捺夜がカッコイイって事だ」



「開き直るな!!!!」



バコーンと遼の頭にハリセンを一発おみまいしてやった。



どこから出してやったかは



あえて、聞くな。




「捺夜が楽で、センコーに見つからなくて、金が一気に儲かるとこっつーたんだろ?」



「だからってホストなんか誰も連想しねぇだろ?!
しかも、ウチ女だぞ!?」



「大丈夫♪そこはばれてない」



「そういう問題じゃねぇよっ!!!!!」



バシーンと
いいかんじの音が耳にはいる。



「おーい、着替え終わったか?」



外からノックと店員の声が聞こえてきた。



う、嘘だろ?