「本当に幽霊が出たらどうするんだよ」

僕がそう言うと、友達は「見れたら面白いじゃん!」と言って歌い出す。楽しそうにしている友達と連れられて歩く俺の頭の上に雨が降りかかる。それでも僕たちは足を止めなかった。

そして僕たちは屋敷の前へと到着する。ボロボロの屋敷だ。入りたくないなぁ。

でも友達に連れられて屋敷に入ってしまった。ボロボロの部屋をいくつも見て回る。すると、後ろに何かの気配を感じた。

「うわぁぁぁぁ!!」

俺と友達は悲鳴を上げる。だって振り返ったら血のついたナイフを持った殺人鬼の幽霊が本当に出たんだから。

「く、来るな!」

殺人鬼の幽霊はゆっくりと近づいてくる。僕たちは後ずさった。すると、軽やかな音楽が響いてくる。

ウ〜ウ〜!ドンチャ!ドンチャ!

その音楽が聞こえた刹那、殺人鬼の霊は踊り出した。それに合わせて俺たちも踊って歌う。

怖かったけど楽しかった。





インドホラーの特徴

・ホラーに限らず歌って踊るシーンがあるらしい

・観客も歌って踊って盛り上がるらしい

・ハッピーなシーンで雨の演出があるらしい