その手をぎゅっと掴めたら。


私の彼氏は本当に、完璧すぎる。
彼の気遣いに暗くなっていた気持ちが一気に明るくなった。


明日はデート!


「葉山くん、ありがとう」


ホームルームが終わると同時にバッグを持ち、教室を出ようとする葉山くんに声を掛ける。


「おう」

「葉山くんが一緒なら心強いよ」

「まぁどうにかなるかな…それじゃ、また明日」

「はい、また明日!」


学校が休みの日でも会える。
これが特別になれた特権だとするのならば、後何回、行使できるか分からないから存分に楽しまないと損だ。


相談会のことはやっぱり気が引けていて、テストの結果も気になるけれど、明日は忘れよう。


嫌な気持ちを全部捨てて、ただ葉山くんと居られる時間を楽しむんだ。