その手をぎゅっと掴めたら。


「なんかあったら、私に言いな。高校だろうと乗り込んでやるから」


亜夜はやっぱり変わっていなくて、あの頃のまま私の味方で居てくれる。


「ありがとう」

「やるからには、負けるな」

「うん」

亜夜らしいエールに何度も頷く。

もう一度、凛ちゃんたちに話しかけてみよう。行動しなければ、伝わらない。ひとりぼっちの私を輪の中に入れてくれた彼女たちには分かってもらいたい。

きっかけこそ罰ゲーム。
最低から始まった関係を、最高まで導いて、そして聞きたい。私を選んだ理由を。

「……一目で分かった。なぜ、北斗があの子を選んだか」という生徒会長の発言の意味を、知りたいんだ。