その手をぎゅっと掴めたら。


担当の先生に検査結果は明日に出るからね、と言われ、また病室に戻ってきた。


ベッドの上で、雪ちゃんから貰ったノートのコピーを広げる亜夜と目が合う。


「どうだった?」


「エムアールアイ?とか、レントゲンとか撮ってきたよ。おじいちゃんも入院している時は検査ばっかりで早く家に帰りたいってずっと言ってたけど、本当にそう思う。疲れたぁ…検査結果は明日なんだって。早く退院したいな…」


「でも良かった。元気そうで」


「うん。お父さんもやっと帰ってくれたし」


「めちゃくちゃ心配してたね」


2人でベッドに並んで座る。
亜夜が腰に枕を挟んでくれて、身体が痛くないよう調整してくれた。


「亜夜、あのね」


なんとなく壁際の時計に目をやる。
13時過ぎていた。


「葉山くんと、別れたんだ」


今日は学校に登校しただろうか。