とりあえず!!
マスターのとこにいかねばっ!
おつかい
頼まれてるんだった。
「よしっ!大丈夫!」
カランコロンーー
「…こんにちはぁ……って…」
ホントだ、店内が
女の子だらけ。
この間とは比べ物にならない
くらい混み合っている。
これ……
全部フミさん目当てなの?
『だからぁー、
めっちゃ連に似てるんだって!』
『今日やすみなのかな?
会いたかった!!』
『連バイトとかありえんて。
別人じゃない?』
『別人でも
イケメン見たいじゃん』
席は全部埋まっていて
待っている人までいる。
そんなお客さんに混じってる
男の人は
なんだろう?
ちょっと場違いな感じ。
『おう!柚ちゃん
こっちこっち!
サンキューな届けてくれて。』
「いえいえ、
買い物くらいぜんぜん!
マスター忙しそうですね。」
『全くだよ!
タバコに火をつける
暇すらねーよ。』
と言いながら
くわえていた
タバコに火をつけた。
『……どうよ、フミ元気?』
ふぅぅと白い煙を吐き出して
マスターはわたしの前に
コーヒーをだしてくれた。
「あ、マスタースペシャル。
いただきます。」
『あいつすげーんだな』
店にいるお客さんを
呆れるような目で眺めながら
マスターは言った。
「はい、そうみたいですね」
ふふっと微笑んだわたしを
じっと見て
また煙を吐き出す。
『こりゃ、嫌にもなるわな』
