フミスタ!!!




『……なぁ、柚ちゃん。』



急に真面目な声で
わたしに話しかけてくる。

ドキンと心臓が跳ねた。



『連はこっちの世界に
戻ってくるべきだと思う。

才能もある

人を魅了する力もある』


圭佑さん……


『記憶はいつか戻ると思う。

少しずつ
戻ってきてるみたいだし、

だから

柚ちゃんからも
連に言ってくれないかな?』



サングラスの向こうには
真っ直ぐにわたしを見つめる
圭佑さんがいた。

『いまは記憶がなくても
この仕事、
出来ると思う……


あいつきっと
身体で覚えてると思うんだ』


身体で覚えてる──







RRRRRRRRR


『あ、ちょっとごめんね』



ピッ──


『もしもし、あぁ、うん』





フミさんの、

戻るべき場所───