フミスタ!!!





怖い怖い怖い怖い!!!

全身が硬直して
動かない。


『ちょっ!落ち着けって』


「やだやだやだやだやだっ、」


落ち着けるわけない。
ふりほどいて逃げたいのに

ちっともびくともしない。


「やっ、」



手、離して!!


『おいって!!』



「フミさ……



フミさん!!!!!!」



助けて!!!


「フミ……」


『柚ちゃん!!!!!』








「……………へ?」



今、


わたしの名前……



『だーかーら!!

俺だって!!!


ホントに
通報されちゃうから!
暴れんなって。

デカイ声もアウトだから』



そういってコソッと

サングラスを外して
マスクを少し下にずらしたのは



あ…



「けいす……『シーっ』」



大きな声で名前を呼ぼうとしたら
口に人差し指を当て制止した。



「バレるとやばい」