わたしの手を取って
手の甲に
チュッーー
『…なっ/////』
『柚ちゃんかわいーし。
気に入っちゃった』
き、キスした…
チュッ…って
ちょ、ちょ、ちょ
心臓!!!
心臓やばいんですけど!!
いやいやいきなり
何して……
キスされた手の甲を
反対の手のひらで慌てて掴む。
ドカッ!
『だから!!枕を!
なげるなって!』
『帰れ!!死ね!
二度と来るな!!!!』
フミさんは
目をつり上げて怒鳴ってた。
いやいやフミさん。
きっとこういうの
慣れてる人なんだよ。
そしてあなたも
そういう人だったんだよ。
覚えてないんだろうけど。
免疫0のわたしには
もう耐えられないくらい
刺激が強い。
でもこんなの
日常茶飯事な世界に
身を置いていたんだ。
フミさんは
あちら側の人────
『弱点みっけ』
圭佑さんがそう呟いたのは
全くもって
聞こえませんでした。
