フミスタ!!!





あれから少しして

フミさんは落ち着いたようで
いつものフミさんに戻った。



次の日。

仕事はお休みすると
いっていたフミさんが

用事があるといって
出掛けていった。


『そんな
心配そうな顔しないで』

って頭を撫でてくれた。


『大丈夫だから』


そういって出ていった。









その日わたしは


衝撃的な
事実を知ってしまう。















『だからほれ!!!
そんな暗い顔してんなばか柚!』

「だってー」

『記憶が少しずつ
戻ってくのは
いいことなんじゃないの?

なんも知らないわけには
いかないんだから!』


家電量販店のテレビ売り場で
夏希とテレビを選びにきていた。

大きいな画面から
小さな画面まで
ズラリと並ぶ。

すべてに同じ映像が流れていた。



『きゃー!これ!!!

これ半年前の
ドラマじゃん!再放送だ!!

圭佑でてるんだよなぁ。

あ!連も!!!』



そういった夏希の言葉は
もう耳にとどかなかった。



「……………」


画面一面に

ドアップで写し出される
その人に捕らわれる。




「……え……」



フミさんが


テレビの中で





微笑んでいた────