『なぁ!柚!
俺本気だから!!
本気でお前とやり直したい。
お前じゃなきゃだめなんだよ…』
後ろで悠斗が叫んでた。
最後の方は掠れて
ほとんど聞こえなかった。
三ヶ月前のわたしなら
迷わず悠斗の胸に
飛び込んでいたのだろうか
「フミさん、ごめんね」
『なんで柚ちゃんが謝るの』
だって
『俺の方こそごめんな』
ほら
絶対、そう言うと思った。
『ごめん』
違うのに。
わたしが、
いま一緒にいたいのに。
わたしが
フミさんを手放したくないのに。
『迷惑かけてるな。
さっきの元カレだよな。』
あぁ、もう
『柚ちゃん?』
「迷惑じゃない!
何回も言ったもん!!
フミさんは悪くない!!!」
悪いのはわたし。
奥さんの元に返さない。
フミさんと離れたくない。
「言ったじゃん……」
『……ごめん』
