フミスタ!!!




『マスター、
あんまいじめないでよ。
ほら、柚ちゃんおいで。』


そういってカウンターに
ある椅子を一つひいた。

「あ、はい。」


その椅子にチョコンと座ると
目の前には
細長い綺麗なグラスに入った

『オレンジジュース』

「い、いただきます」


フチには綺麗な
オレンジがあって。

オレンジジュースの上に
ミントがのっていて…

「なんかオシャレ……」


そう。
すべてがおしゃれ。
お店すべてがなんだか素敵で…

『ほんとは俺の煎れた
コーヒーがうまいんだぜ。

でも柚ちゃんはコーヒーより
オレンジジュースが
好きなんだろう?』


ニヒヒッとわらうマスター。


そう、あたしはコーヒーも
嫌いじゃないんだけど


なぜだか
オレンジジュースが大好きで、

でも誰かに言ったことは
ないんだけどーー


「いつも見てればわかるよ。
柚ちゃんが好きなものくらい」


そう言ってあたしの頭を
ポンポンっとなでるフミさん。


"いつも見てればーー"


な、なんか

嬉しい……

嬉しいしっ!!


涙でそう……