さて、
どうしましょう。

どうしましょうと
考えたところで
どうにもならないのは
わかってます。

わたしのフミさんに対する
思いは胸の中に押し込んで

ぎゅうっぎゅうっと
詰め込んで
フタをして鍵をかけて


実るはずのない想い。


わかってます。
わかってますとも

だから


『ゆずちゃ~んっ行こうっ!』


そんな満面の笑みを浮かべて
子犬みたいに私を呼ばれると


『柚ちゃん?』


「…×☆っ~!!」



だ、だからっ!!!!


覗きこむなぁ~~(泣)



…あぁ、あたし。



『あれ?顔赤いよ?
熱は……』



ピトッ───




なっ……



『ないな』


お、お、お、
おでこをおでこに……

つけないでぇ~



プシュー……



もたない。

もたないよ。


あたし完全に
フミさんに


『じゃあ行きますか』


どんどん惹かれてる
じゃんか………


「…ハイ」