フミスタ!!!





***




「ただいまぁ」



そんな事言ったって、
好きになるわけには…


『おかえり』




「………」



『……ん?どした?』




「え?あ、はい」




そんな煌めいたスマイルで
お出迎えなんて


反則です…。


あぁ、気を抜いたら、

ホントに
好きになっちゃいそうだよ。

こんな人と一つ屋根の下。

もしも
意識し始めちゃったりしたら、
絶対に…


心臓がもたない。

もつわけない。



***



「「いただきまぁす」」




目の前の食事を前に目を
キラキラさせた美青年が一人。




パクッ




『…………』




「………………ゴクッ」



な、なんか言ってよぉ。



『…………ハ』


「ハ?…」



『うまいっっ!!!!』




またまた
全開のスマイルを一つ。



『柚ちゃん、
なんでもつくれるんだね。』


「そ、そりゃ、
一人暮らし三年目ですよ。」



ちょ、さっきのは
ヤバいから。

顔がほてる。


『炊き込みご飯だけで
何杯も喰えそう』



誰かに食べてもらって、
"美味しい"って言ってもらえる。

それがこんなに
嬉しい事だって、

初めて感じた。




「ふふっ、

そんながっつかないで
くださいよ。

詰まりますよ?

おかわりたくさんありますから」




『はひっ!……ん゙っ!

んぐぐっ!!!』



「きゃっ!ちょ!!

言ったそばから
詰まってんじゃないですか!

お茶!お茶のんで!!」




『んぐ………ゴクッ

…………っはぁ!』


「はぁ!って!!


ビックリさせないで
くださいよぉ」



『アハハ、ビックリした?』


「しますよ!」



『俺も!』


「……………ぷっ」




「「アハハハハっ」」





なんだか可愛いな、おい。