フミスタ!!!





『あーあ、
どっちもみてらんないわ……
なんで想い合ってるのに
離れなきゃいけないの?

あ、ほら悠斗と高槻っ!!』



大学のいつものカフェで
いつものように夏希とお茶して

いつもの日常に戻っただけ。

わたしも元通り、だ。


カフェの入り口にいた
悠斗と夏樹くんが


夏希の大きな声に気付いて
こちらに向かってきた。

わたしも軽く手を振る。


『おう!
どーした……って、

ったく、
しけたツラしやがって、バカ柚』


ギュッウ!

「いたっ!!
鼻つままないでよぉ!!」

もぅ!
しけた顔ってなによ!

「もともとこういう顔なの!」


『へーへー。

ほれ、
俺様の好物をお前にやろう。』



目の前には


『いちご牛乳?って

おまえなどんだけ
おこちゃまなんだよ…って』


夏樹くんが呆れたように言った。
夏希も苦笑い。



「わーい!ありがと!!
大好きなんだよね!!」



いつも悠斗と二人で飲んでたな、
久々~!!



『っておい…』


『おこちゃまカップルのほうが、
お似合いなのかしらね?ふふっ』


『…だな』





みんなが心配してくれてるのが
痛いくらいにわかるよ。

ダメだな、わたし。
ちゃんとしないといけないのに。

心配なんかかけたらダメなのに。



「うまっ!」

『これもやろう!』

「ポッキー!!」



これで全部元通りで、
これがわたしの普通の毎日。

夢を見ていたと思えばいい。





『おいなんだ、こいつらは。

いちごミルクにポッキーって、
見てるだけで甘ったるくて
死にそうなんだが…』


『さぁ?


じゃ、わたしいくから
柚のことよろしくね!

今日、圭佑がテレビにでるんだー。

リアタイでみたいじゃん。』


「リアタイ?」


『リアルタイム!!
じゃあね!』