「……ど、どうしよう」
あたしとんでもないことを
してるんじゃ??
見知らぬ男の人を家にあげて、
お風呂まで入れて
「あ、着替え……」
まさか、
またあの病院のパジャマを
着るわけにいかないし……
「………仕方ない…よね?」
悠斗を家に泊めたことはないけど、
いつも来ていたから
私物が結構ある。
引き出しから
悠斗のスエットを出した。
タンスの上から二番目は
悠斗の物がたくさんあった。
パーカー、
スエット、
香水、
講義のノート……
「取りに来るのかな…」
1番上の
ピンクのパーカーを手に取る。
「これ…」
"柚、似合う?"
"え~?ピンク?
しかもウサギのプリント?"
"いや、
このウサギのブサカワが
気にった!買う!"
"あはは、本当にブサっ!!"
"ブサ!じゃねーし!ブサカワ!!"
"あーもー、はいはい"
"ふーんだ。
俺ブサカワ好きだもん"
"え~?何それ?もぉ!!
あたしも不細工って
言ってるみたいじゃん!"
"痛ぇな!
叩くなよ。
柚は不細工じゃねーもん。
なんたって
俺様の柚ちゃんよ?
可愛いに決まってんだろ!"
"ゆーずっ"
悠斗………
"柚、大好き!"
悠斗………
全部、嘘だった……
浮気相手はあたしだった。
