フミスタ!!!




フミさんと片耳イヤホン
しながらノロノロと
歩いていたら──


『きゃっ!!』


目の前で
女の人が荷物をぶちまけて
しまった。

財布やらノートやらが
散乱している。


「あわわ、大丈夫ですか??

フミさん、先に入ってて」


イヤホンをとりあえず
フミさんに渡して、
もうお店の前だったから
先に行っててもらう。


『あ、あぁ』



『すみません!
手伝ってもらっちゃって。』

女の人は
わたしにお礼を言った。


「いえいえ全然!」


あたしなんか、
こんなのしょっちゅうだし…


ん?



散乱した荷物の中……

あれこのCD
ジャケットに写っているの

フミさんだ。


……てことは、


「Akiさんが好きなんですか」


『え?えぇ

Akiもだけど………


連が』


その女の人は荷物を全部
鞄にしまってから
ゆっくり立ち上がった。


フミさんのファンか…

危なかったな。


さっき





「連は元気ですか?」