柚をじっと見つめると
『ん?どうしたの?』
不思議そうに微笑んできた。
「べ、つに。」
なんだよ、
俺に笑うなし。
………ふん。
あんなひでぇことしたんだから。
俺が悪いんだから。
って、何度も自分に
言い聞かせた。
だけど、柚で頭の中が
いっぱいで死にそうになって。
話すことすら
できなかった数ヶ月。
それを思えば今の関係は
とてもいい。
顔もみられる。声も聞ける。
こうやって笑いかけて
貰えるんだ。
『悠斗?』
「だー!!!もう!!
近づくなっつーの!!」
もうなんでもいい。
どんな関係でもいいから
こいつに振り回されるのも
悪くないなんて
思っちまうなんて、
重症だぜ、ベイベー。
けっ。
「お前さ、
誰と付き合おうが
なんでもいいけどさ」
『うん?』
「ゲーノー人ってのは
苦労すんじゃねーの?」
あ、
露骨に悲しい顔すんなし。
「んーー…」
『うまくいってないのかよ』
顔に出やすいのは
かわんねーな。
『てか、
何もまだ始まってなかったし』
困ったように笑う。
