フミスタ!!!





『じゃ、俺こっちだから』


と、夏樹が立ち止まった。


「うん、バイバイ夏樹くん。
すずちゃんによろしくね。」

『ああ…』


すると、
夏樹は少し考えるような
仕草をして、


「あ?俺?」



俺に手招きした。



ん?なんだよ。
夏樹に近づくと耳元に顔を
寄せてきた。




ボソッ…




『お前、
今日家まで里田を送ってけ。』


「はぁ?家??」


なんで?


『いーから送ってけ。
わかったか?』



「げ!!
わかったよわかったから。」


その顔でジッと見つめんな。
顔を近づけすぎなんだよ。

男の俺でも惚れそう………

って!!


「おいっ!ずりぃぞ!!
また必殺技
使いやがったなっ!」


『あ?』


俺はアイツの直視に弱い。
めっぽう弱い。

なんでだろう?
男なのに。そういうの
女だけに使えや。


『じゃあな』


俺の返事をきくと
満足したのか右手を軽く
上げて行ってしまった。


くそー。


『どうしたの?悠斗。
夏樹なんだって?』

「……いや、なんでもない。」


『ふーん?
じゃ、帰ろっか。』


なんだって

二人の愛の巣に
俺様が送り届けねば
ならんのじゃ!!