そんな俺をみて
ケタケタと笑っている夏樹。
くそぅ。
『すずちゃん
待ってるんでしょ?早く帰ろう』
そう言って三人で
学校の門をでた。
瞬間──
『きゃっ…』
あぶねっ!
自転車が柚を
目掛けて突っ込んできた。
『…あ、ありがと、
夏樹くん。』
手を出そうとした時には
時すでに遅し。
夏樹の腕のなかに柚がいた。
間一髪夏樹が抱き止めたんだ。
『大丈夫か?』
くそー
できる男は
何をしてもかっこいい。
『あたし、
ボケッとしてるから
いつもこんなん。あはは…』
前髪を直しながら
苦笑いをする柚。
「ほんとほんと、
なんでもないとこで転ぶ、
ぶつかる。
アザだらけだもんな、柚は!」
『悠斗うるさい』
ま、そーゆーとこも
好きなんだけどね
『……………』
ん?
「夏樹?」
