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『……で?』
「ん?」
『だからなんでお前は
いつもいつも
俺に相談すんだよ。』
「いやね、夏希じゃ
話になんないんだよ。
さすがに佳祐さんのこと
好きすぎて
まさか、天下の圭佑さんが
我が家に出入りしてる
なんて言えない。
殺される
刺される
うん。」
うん、じゃねーよ。
馬鹿野郎。ふざけんな。
『だから悠斗にしか
はなせないんだもん。』
上目遣いでニヘラと笑う。
「………」
あーあ……
なんでこんな
かわいい顔をさすのが
俺じゃないんだろ。
「…しゃーねーなぁ」
なんであのとき
手離しちゃったんだろ。
『目がハートマークに
なってるぞ。』
は?
「あ、夏樹くん」
『お邪魔だった?』
そういって
俺にいやらしい顔を
向けてきた。
「ぜんぜーーん!」
ふん。
『里田、
すずが会いたがってたぜ。』
「え?あたしも会いたい!!
全然あってないもん!!
よくダブルデート
してたもんね!!」
『だな、
よく四人で遊んだのにな。
もう遊べねーしな。』
またしても夏樹に
ニヤリとほくそ笑まれた。
「え?なんで?
遊ぼーよ!!
すずちゃんと会いたいもん!
ねぇ!悠斗!」
「……はぁ?」
こいつ……
ほんと頭のネジが
一本抜けてんじゃねーの?
