闇夜の景色貴方とともに。





『あ、桜姫!ここだ!』




東倉庫は姫華の倉庫からそんなに遠くはなくて、バイクで15分ほど。




小夜子が桜姫って私を呼んだってことはもう、本気だな。




「よし、その裏にバイク止めて突っ込め。」




ガッシャーン!!と葵姫《あおいひめ》は容赦なくシャッターをぶち壊す。




『なんだ!?おい、誰だ!』