穂香は、幼い頃に両親どちらも病気で失くしてる。 唯一の家族の妹、サヤカが危険になるなんて、そりゃあ怖いよな。 「大丈夫だから。私が助けてやる。な。」 さっきまで震えていた穂香は、優しく抱き締めてやると安心したのか寝てしまった。 『亜理子、2日後の19時に東倉庫だって。』