闇夜の景色貴方とともに。





幹部の気持ちも分かる。俺だって佐伯に近付きたい。でも、それで佐伯を傷つけるくらいなら、手を引くよ。




「だけど佐伯は、元に戻るって信じていいんだな?」




これだけは確認したかった。こんなにも問いかけるほど俺はいつの間にかアイツにどっぷりハマったみたいだね。




『…っ。うん!絶対戻すからっ!!』




…なら、信じるしかない。だって俺らの姫だからな。