だけど、何とかあの集団から抜けて教室に入れば聞き慣れない高いキーの笑い声がした。 転校してきたのか?でも、この時期には珍しくねぇか? そんな、考えもすぐに打ち砕かれた。だって…そこに見えた高いキーの持ち主は佐伯だったから… 『あ、貴方たち…さっきの…』 「さ、佐伯!?おま、どーして!!」 ビクッ!!