私達は亜理子の役には立てないのかな…亜理子…もっと頼っていいんだよ… そーだ、一緒に連れて行かれた莉がまだだったな…後で莉に事情を聞くしかないね。 亜理子、そろそろ起きるかな…?しょうがない、亜理子の好きなフルーツカットして持っていってあげよっか。 「亜理子ー、入るよー。」 声をかけたけど、亜理子はまだ起きていないらしく返事がない。 ギィーと使い込んでいるような扉を開けば、高校生が住むとは思えない位家具が少なかった。