「おい、寝るなよ。一応デート中なんだけど?」



そんなに関係がガラッと変わるわけでもない。


でもこれが私たちらしいよね?



「佐良ぁ……。だいすき」


「くそっ。起きてる時言えよ、そういうことは」



佐良の顔は手で隠しながらも、ちゃんと赤く染まっていた。