それが恋だと知っていた【完】




佐良はしばらく黙っていると、覚悟を決めたようにワインを飲み干してボソボソと喋りはじめた。



「……のときからだよ」


「なんて?」


「大学のときから!そう言ったらお前からかうだろ?」


「えっ、そんな前から⁉︎」



って、それから彼氏何回か変わったけど、佐良はずっと側で見てたってことだよね……?