それが恋だと知っていた【完】




「それに、俺だって本当は彼女作りたいよ。でも、俺はお前のことがずっと……」


「え?」



それってまるで告白みたいじゃん。


私がそう思っていると、佐良は顔を真っ赤に染めて両手で顔を隠した。



「あーもう。こんな言うつもりなかったのに。だって、お前にとって俺はただの飲み友達としか思ってないだろ?」