行きと同じように、安全運転で出発した嵐は、いかにも荒そうなのに本当に意外だ 「家どこだおめぇ」 「えーと、」 家までの道を言葉で伝える あそこらへんか、と嵐は直ぐに分かったらしく、私が住むアパートまで送ってくれた 「結構遅くなっちまったな、親とか大丈夫なのかァ?」 「ああ、私親いないから」 咄嗟に返したその返事に、異様な雰囲気が流れ出した あ...失敗した 「...あー、なんか悪ィな」 「大丈夫」