入口のほうから物音が聞こえて顔を上げた 「あ、げは...?」 入口には嵐が立っていて、嵐の足元には今落としたであろうスクールカバンが落ちていた 「蝶羽っ...蝶羽!」 「あら、し...」 掠れた汚い声で何とか嵐の名前を呼ぶ 嵐は小刻みに身体を震わせながら私を優しく抱き締めた