たばこに隠された想い Ⅰ





「組長〜、こいつ好きにしていいんすか?」


「好きにしろ」



父親はそう言って、私に背を向けて部屋を出て行く



五人の男を見れば、あの父親と同じような気持ち悪い笑顔を浮かべて、じりじりと私に近付いてきていた



「ちか、づくな...っ」


嫌だ

怖い

近付くな



そんな私の願いは届かず



五人のうち一人の男が私に触れた