───よし、行こう。


私は病院の入り口のところにあった病院の敷地の地図を頼りに、目当ての場所へと足を進めた。






このときの私の選択が良かったのかどうか…


今となっては自分でもよくわからない。




ただ一つ言えるのは、私があそこへ行かずにそのまま家へ帰っていたとしたら、私は“本当の先輩”の姿を知らないままだったのかもしれない、ということだけ……───