あともう少しで拓也と、
私は教室を出て図書室に向かった。
早く会いたい。
図書室に着いた時にはまだ拓也はいなかった。
そして拓也はやってきた。
「拓也おそーい!」
「ごめんなー」
「なんで図書室誘ったの?」
「嫌なのか?」
「全然嫌じゃないよ!」
「ただ田中と話したかったからだよ」
私はこの一言がとても嬉しかった。
「ありがとう」
この言葉しか出なかった。
「今日俺ら部活ないから一緒に帰ろ」
「いいよ」
これ以上私をドキドキさせないで!