体育祭から4日ぐらいが経っただろうか。 あいかわらず、花井はキラキラした笑顔で俺を見ては一生懸命に手を振ってくれる。 俺は凄く嬉しい。 俺の悩み事がまた一つ増えた。 俺のそばにはいつも小判鮫のように水嶋と石月がべったりといるだろう。 花井が頻繁に俺に手を振る度に水嶋と石月が色んな事を言って俺を冷やかしてくるんだ。