青空が君を笑顔にするまで


俺は中学1年生の時花井を知らない。


花井とはクラスが違ったからそんな事があったなんて全然知らなかった。



「私もね病院に行くように勧めているんだけどね。本人はどうも抵抗感が強いみたいで……。この様子じゃ、まだ病院には行っていないみたいね」



花井、重い病気とかじゃなかったらいいのにな──。



「原田くん、まだ時間大丈夫?」


「はい」



「ちょっと、花井さんの担任の先生に話しをしてくる。すぐに戻ってくるから。少しだけ花井さんをお願いしててもいいかな?」


「あっ、はい」