嫌な予感は当たった。 水嶋と石月も走って後をついてきていた。 俺は体育館に着く少し手前で立ち止まり「これ以上、ついてくるな!」と二人にしっかりと釘を刺した。 花井がぽつんと立っている姿が見えた。 俺は遅くなったことを何度も謝り。 花井から学校の名前が表に書いてある封筒を一つ受け取った。 “ん?なんだこれは?” 俺の正直な感想。 受け取った封筒の中身の詳細は一切聞かされず。