そして、そんな仁だから友達の輪は2年4組だけに留まらず他のクラスにまで広がっていった。
仁に友達が増えたことは本当に私も嬉しい。
でも、私から仁がどんどん遠ざかっていくような気がした──。
それは仁に友達が沢山できた証なんだけどね。
“ちょっぴり、寂しい。”
なんて、私は素直じゃないから間違っても本人に直接絶対に言えない。
私は今は仁を遠くから眺めているだけが精一杯。
仁に近づきたい。
──仁と早く話ができるようになりたい。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…