優愛に見つめられ、月夜は戦いの最中に優愛のいる前で想いを告白してしまったことに気付く。しまった、と月夜は思い言い訳をしようかと考えるが、優愛の真っ赤な顔を見ていると何も言えない。

「その……あの……」

月夜が真っ赤な顔で俯いていると、優愛に顔を覗き込まれる。月夜の胸が高鳴った。

「私は……とても嬉しいです……。この恋は叶わないと思っていましたから……」

「それって……!」

優愛が優しく微笑み、月夜は嬉しさから優愛を抱き締める。

「……やっと両想いになったか」

抱き締め合う二人を、太陽が物陰から見て微笑んでいた。