死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

プルプルプル…


やっぱり。


「連絡がつかない…。美月っ。」


あれから何回も電話もしたし近くを探し歩いたが美月とは連絡もつかないままだ。


「ねぇ、未雨ちゃん、美月ちゃんは学校に戻ったの?」


「?!そうだ!!忘れ物って言ってたからそうかもしれない!!」


確かに、美月が向かった方向は学校がある!!


「なら行ってみる価値はあるな。」


と4人で学校に行くことに。


「遥輝や、蒼弥…」


そして璃羽都を見て


「アンタも…巻き込んで悪かったね。」


と言うと


「美月も関係無いわけじゃないし。」


と遥輝、


「当たり前だろ?」


と璃羽都。そして


「美月ちゃんの為だからね。どんどん巻き込みなよ。」


と蒼弥までそう言ってくれた。


ほら。美月、あんたはみんなに愛されてんだよ?


早く帰ってきなって。


そう思っているとあっという間に学校に着いた。


「美月ちゃんのクラスって確か…「3組。」


と言い、4人で3組の教室に走っていくと


「ははは(≧∇≦)。本当に馬鹿よねww」


「ほんとねww。わかってて行くなんて。」


「だって夜宵ったら"行かないと分かってるよね?"なんて脅してるんだもの。行くでしょ?」


「それはそっかww。まぁ、悪いのはあっちでしょ?」


と3人の話し声が。


この声は美月をいじめてた夜宵、凛、真希の3人に違いない。と未雨はすぐにわかった。


「どうせ、今頃あいつ、美月って言ったっけ?」


美月?今、美月って…


と璃羽都たちの顔を見ると


"もう少し聞いてみよう。"と言う顔をしていたので黙ってまだ聞くことに。


でも次の言葉を聞いて蒼弥が教室の扉をおもいっきり開けた。