死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

それよりかは…


「わかった。じゃあアンタが話してよ。」


と全て璃羽都にお願いした。


「じゃあ話すぞ?」


と璃羽都はすぐに美月について話し出した。


「これで以上。ってなわけで蒼弥達にっ」


と璃羽都が話している途中に


バンッ


と机を叩く音がして隣を見ると


「ハァ?何それ?」


と蒼弥が言った。


それだけでなく蒼弥の周りはピリピリしていた。


私は暴走族とかとは関わりは今までなかったけど"気"とか"圧"とかは何となくわかる。


多分、蒼弥は今すごく怒っているのだろう。


「美月ちゃんがいじめ?」


「あぁ。だから…「だったらそいつら許さねー。」


蒼弥は璃羽都が話している途中にそう言った。


「美月ちゃんをいじめた奴らはどこにいんの?」


「…」


「蒼弥、落ち着けって。」


と遥輝が蒼弥の怒りを沈めようとするも


「あぁ?」


その怒りは収まる様子はない。


なんか、オーラがトゲトゲしてて痛いんだが…


「あのさ、今んとこ美月は大丈夫。だから、これから美月を支えてやってくれる?」


気がつけば私はそんなことを蒼弥に言っていた。


「へぇっ?」


その言葉を聞き、そうやだけでなく璃羽都や、遥輝までも口を開けポカーンとしていた。


「美月を助けるのを手伝ってて言ってんの。」


「あぁ。そういう事ね。任せろって!!絶対に美月ちゃんを助けてやるから。」


といつもの蒼弥に戻った。