死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

それにしても美月も遅いな…。


すぐに来るって言ってたのに…。


やっぱり道に迷ってたりして…。でもそうだったら連絡するはずだし…。


でもな…。やっぱり迎えに行こ


「少し散歩してくるね。」


と席を立った時だった。


バッン


「やっほ…ハァ…」


と息を切らして璃羽都が倉庫に入って来た。


「遅いぞ。おかげで、見てみろ。」


と遥輝が指を指した方向には


「うがぁぁぁぁぁぁ!!!!うをぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


なんて叫びながらまだ走っている蒼弥が。


「あいつ、また暴走しやがったじゃねぇーか。」


「うげっ!!またかよ…。ハァ…あれ、片付けんの大変なんだけど…。」


とショックを受けている璃羽都に対して


「お前が悪いだろ。そりゃそうだろうなぁ?急に呼ばれて慌てて来たっていうのに呼んどいた本人は居ねぇーし?」


グサッ!!


「しかも、かれこれ1時間以上待たせらて?」


グサッ!!!


「挙句の果てに蒼弥は暴走し始めるし?俺は迷惑だったし?」


「やっと来たと思えば"やっほー"?まずはごめんだろーが!!謝ることも出来んのかお前は!!」


グサッ!!


「す、すんません…‪」


と璃羽都は謝りだした。


「まずはそれが先だよな?」


「はいっ!!」


なんか、凄いことになってる…