死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

倉庫に着くと


「未雨ちゃ〜ん!!」


この声はっ


と振り返るとそこには私を目がけて走ってきている蒼弥が。


「うげっ…」


と私はその場から逃げようとするもすぐに捕まって


「直ぐに逃げるとか酷くね?」


「追いかけてくるアンタが悪いんだよ。」


「えぇ?!そうなの?!俺はただ未雨ちゃんと話したかっただけなのにっ‪( ´•̥ ̫ •̥` )‬」


なんて嘘泣きをし始めた蒼弥。


「嘘泣きだってわかってるから!!」


なんて言うと


「そういう時は"ごめんね?"って謝るんだよ!!」


私、悪いことしてないのに?なんで私が謝んのよ。


「それより、なんでアンタがここにいる訳?」


「昨日、璃羽都が明日は未雨ちゃん来るって言うから来ちゃった?」


わざわざ来んな!!


「(´Д`)ハァ…」


「ため息が出るほど俺に会えるの嬉しかった?」


「逆。ため息が出るほど会いたくなかった。」


「なんか、その言い方酷くね?」


なんて喋ってるけど私はお構い無し。


「って蒼弥は置いといて、なんで遥輝まで居んの?」


「なんか、璃羽都に来いって言われたんだよ。なんか、大事な話をするみたいなこと言ってたんだよ。」


大事な話?


「それって私、居ていい訳?」


「お前も璃羽都に呼ばれたんだろ?なら、いいんじゃないか?」


そう…なのか?


「………って、遅くない?」


「あぁ。遅い。」


あれから約1時間くらい、ずっと待っているがいつになっても璃羽都は来ない。


「呼んだ本人が遅いってどういうこと?」


「だよな。璃羽都のやつ、おせぇー。遅すぎる!!」


と蒼弥は暴れ始めた。


「ちょっと…遥輝、こいつ何とかしてよ。」


「だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


「ほっとけ。そのうち静かになるだろ。」


「うがぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


と叫びながら周りを荒らしていく蒼弥。


「…あれ、ほっといていい訳?」


「……大丈夫だろ。」


最初の間は何?!


絶対後で大変なことになるな。


まぁ、私には関係ない事だし別に良いんだけど…