保健室のドアを開けると
「あら、どうしたの?!服がビッショリじゃない!!」
すぐに保健室の先生が美月にタオルと代わりの制服を美月に貸し、
「あっちの部屋で着替えておいで。」
と対応が速かった。
「美月ちゃんと一緒にいるの誰かと思ったら未雨ちゃんだったのね。」
「久しぶりじゃない?」
「んー。そうかもね。麻央姉、美月のことありがと。」
「一応、仕事ですからね。」
と笑顔を見せた保健の麻央(マオ)先生。
私は麻央姉と呼んでる。麻央姉は美月と私の幼なじみで、姉みたいな存在だったりする。
麻央姉は私の中で美月と同じくらい信用ができる人。
「それより美月ちゃんに何があったの?」
「それが私にも分からない。美月に聞いたらわかるかも知れないけど…」
あんな状態で聞けるわけが無い。
私でもそんくらいは分かる。
「未雨ちゃんでも分からないことはあるのね。」
はい?
「それはそうでしょ。私は美月じゃないし…」
美月がなんであんな所で泣いてたのかも、水を被ってたのかも分からないよ…
とりあえず、何かあったのは確かなんだけど…
「ふふふふっ…」
「何がおかしいの?」
急に麻央が笑い出すから聞いてみると
「未雨ちゃんは見ない間に変わったわね。なんと言うか…人間らしくなったわ。」
「一応、人間ですから…人間らしいのは当たり前じゃない。」
なんで笑ってるのかよく分からないけど…
「それより、美月ちゃんもそろそろ着替えが終わる頃かしら。少し様子を見てきたら?」
「じゃあ見てくる。」
と私は隣の部屋に向かっていった。
