死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

「昨日言った人。」


と言うと美月は璃羽都にお礼をした。


「なんでお礼?」


驚いているのは私だけでなく璃羽都もだったようだ。


「だって…璃羽都のおかげで今、隣に未雨が居るから。本当にありがと。」


「いえいえ。それより蒼弥から聞いたぜ。美月も手伝ってくれるんだろ?未雨の事について。」


と言うと美月は笑顔で頷いた。


そんなことしなくて良いんだけど。ちょー迷惑。


なんて思ってたことは口にしなかった。


それにしても、璃羽都は助っ席に美月は私の隣にいる。ってことは


「誰が運転席に居んの?」


と思っていたことが口に出てしまった。


すると


「紹介してなかったな。この車を運転してくれてんのは、幹部の翔也(ショウヤ)。」


と璃羽都が紹介した。


「未雨さんに、美月さん、初めまして。総長の運転手をしてます。」


なんて穏やかで優しそうな人だった。


それから車で10分程で倉庫に着いたが、その頃には


「わかる!!本当に可愛いわよね!!」


「そうだな!その気持ち、俺もわかるぜ…」


なんて2人はいつの間にか和解していた。


美月がフレンドリーなだけ?


やっぱり人間はすぐに仲良くなるのが上手いな…


それより、夏那はもう来てるかな?


なんて倉庫でキョロキョロしていると


「未雨〜〜!!」


と名前を呼ばれ、後ろに振り向くと


こっちに向かって走ってきている夏那が。


「夏那!!ひさしぶり!!」


「ひさしぶり!!で、話って?」


あっ…そうだったや。


と思い、私は美月を呼んだ。


「この子は夏那。雷鬼の副総長、遥輝の彼女。」


美月には昨日色々と話したので、雷鬼のことはある程度わかる。