死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

「未雨…まさかだけどあの家に帰らないよね?」


なんて美月は帰ろうとする私を止めて言った。


「あそこに帰るわけないでしょ?それに…あそこは家じゃないもの。」


と言うと美月は少し暗い顔をしたが


「私はアイツの家に帰るから大丈夫。ってか、もう、迎えに来てるみたい」


靴箱から、色んな女子に囲まれている人を指さして言う。


すると美月は「なら、良かった」とボソッと呟いた。


女子に囲まれている璃羽都を見ながら私は


「あの人ほんとにモテるんだよ…」


モテすぎるのも…困るんですが…


と思いながら苦笑いする。


できるだけ目立つのは嫌だし、アイツといたら教室が今日の朝みたいになっちゃうじゃんか!!


まぁ、仕方ないけど…


「ハァ…」


とため息をついて


「じゃあ帰るね。明日は私の家に泊まるって言ってから学校来なよ?」


「ん?未雨の家?」


「実際は違うけど、そうじゃないとおじさん達が家から出してくれないでしょ?ちゃんと寝る場所も作っとくし、アイツには許可とっとくから荷物も持って来てよ。」


「じゃあ明日。」


と言って靴箱を後にし、


女子に囲まれている璃羽斗の元へ行く。


「おっ、やっと来たか。おせぇーじゃん。いつまで待たせんだよ…」


なんて不機嫌な顔をして言う璃羽都。


何その顔…面白いんですけど…


と笑いをこらえて


「遅くなってごめん」


素直に謝ると璃羽都がバイクに私を乗せる。