死にたがり屋の少女は暴走族と・・・

「…私は行けるか分からない。でも、行けたら…行く。」


だって死んでるかもしれないじゃん?


いや、多分死んでると思うけど。


「そっか…ならさ、来年も俺らと生きね?」


と蒼弥に言われたものの、


「それは無理」


と、即答で言う私。


私は死にたいのだから来年までは生き続ける意味は無い。


「そんなキッパリ…でも、先のことはわからねぇーじゃん?」


と笑顔で言ってくる蒼弥。


蒼弥が羨ましいよ。


3人で色んなをして私たちは神社を後にした。


夏那や、遥輝はと言うと、夏那が足をくじいたらしく、1時間前ほど早く帰ったらしい。


夏那は張り切ってたからうっかり足をくじいたのであろう。


そうやって呑気に考えている未雨を


「やっと…見つけた」


「未雨…」


と見ている人がいた。


まぁ、まだ3人はそれを知るはずもない。